今年度も続々と就職者が決まってまいりました。
いつも支援させていただいて感じるのは、
就職後、ご本人様が安心して長く働くということがとても大切だということです。

 

企業の視点においても、長く働いていただけるかどうかは
どの会社も大切にしているように思えます。

 

ただ、ここ数年、
「長く働いてほしい。加えて、数ある企業の中からウチを応募してきた熱意を知りたい。」
というような部分を気にする企業も増えてきたように感じます。

 

その熱意をどこで企業の方は感じるのか。
まずは数ある応募されてきた応募書類を見ていく中で
企業の方は「履歴書をしっかりかけているのか。」という点をみるように感じます。

 

もう少し詳しく言うと、
丁寧に書いているのか、丁寧に書こうとしたのかどうか。
それが熱意となり、「この人はなんだかウチの会社の履歴書を仕上げるのにとても
時間をかけてくれたように思える。会ってみよう。」
となるのです。

 

数多くの応募書類を見ている企業の担当者であれば1枚の履歴書を見ただけで
熱意をもって応募してきた方かどうか、分かる方もいらっしゃいます。

そんな企業側の意図を感じ、我々としてもそこを伝えていく必要があると思い、
今年度から「履歴書作成プログラム」というプログラムを導入することとなりました。

 

履歴書をお手本通り丁寧に書く為のポイントをお伝えしながら、
1枚1枚仕上げていただくプログラムになります。

我々もそうですが、お一人一人、字を書くことに得手不得手はあります。
得意な方はとにかく質を維持しながら量をこなすこと、
苦手な方は確実に企業に出せる1枚を職員が伴走しながら仕上げて履歴書の品質をあげていくこと。

 

お一人お一人の状況に合わせたプログラム運営を心掛けております。
このプログラムを始めたことで少しずつですが、利用者の皆様の履歴書の質が高まったように思えます。

 

枠の中にきちっと書くこと、まっすぐ書くこと。
そういった日々の積み重ねが利用者の皆様の就職の成功につながることを信じ、
我々も履歴書作成プログラムをもっともっと質をあげていければと思っております。

 

(木原)