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2021.03.11 thu.

コロナ禍ですが、実習の様子をお伝えします企業実習の様子

コロナ禍ですが、実習の様子をお伝えします

2021.03.11 thu.

企業実習の様子

皆さんこんにちは。

2021年、緊急事態宣言が出て漠然とした不安に日本中が包まれるなか、就職に向けた実習先の確保や求人情報に対して不安を抱いている方も多いかと思います。

 

これまでと同じような支援を受けられるのか…。

新型コロナウイルス感染症対策は大丈夫なのかな?休業になっている職場も多いと聞くけど…。

不安が尽きない今だからこそ、徹底した感染症対策で、しっかりと障害者雇用に取り組んでおられる特例子会社、H社をご紹介します。

 

こちらの事業所では「安心して働くことができる環境づくり」に、様々な配慮がされています。

まずは、朝出勤すると今日は何をすればいいか、見通しを持って仕事に臨むことができるように、指導員から一人一人に申し送りがあります。これによって、「やるべきことがわからなくて混乱する。」といったことが無い、安心して働ける環境づくりをめざしています。

そして仕事を任せる際には、“個々の障害特性や作業能力に合わせた仕事、できることに焦点をあてた仕事” を担当してもらえるように一人ひとりに合わせた工夫もされています。

 

主な仕事内容は、ダイレクトメールの切断作業やごみ回収とPCを使った印刷業務。PC作業の中には少し難易度の高いものもありますが、従業員の方が無理なくできる範囲を部分的に切り出しながら行っていることも特徴の一つです。

 

今回、再就職を目指す社会人経験のあるNさんに、H社での実習にチャレンジしていただきました。

実習の際のフォレストの支援をご紹介したいと思います。

 

1つ目は通勤の支援です。

満員電車が少し苦手なご本人の為に、始発駅の始発列車に乗り座っていけるよう乗車する電車を一緒に決め、通勤を想定して実際の時刻とルートでリハーサルを行いました。

 

2つ目は通院についての支援です。

実習期間中に通院の予定が1日あったので、細かな部分ですが実習と通院を両立できるよう会社と調整させていただくことで、無事に最後まで実習をやり切る事ができました。

 

3つ目は、作業支援についてです。

ご本人はPC作業を希望されていました。

 

ご本人の希望を会社にお伝えし、見学時に少しPC作業を体験させてもらいました。

PC作業は内容によって難易度が変わるので、実際にその場で見てやってみないとできるかどうかわからないことも出てきます。今回はご本人も「これならできそう。」とのことでしたので

本格的に実習からPC作業を行うことにし、実習中にも少しずつ作業に慣れることができたようです。

 

私から「イメージしていた仕事に近いですか?」と尋ねると

「はい、イメージ通りです。」とご回答いただけました。

実習を終え、ご本人の感想を伺いました。

「相談や質問ができる方が固定でいらっしゃったので、とても安心して実習に臨むことができました。前の職場は、かなりせわしなくて、聞きたいことが聞けないなどありましたが、今回は誰に何を聞けばいいかもわかりやすくて働きやすかったです!」

 

Nさん、実習おつかれさまでした。

 

(木原)

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