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2012年11月19日

心にしみた面接同行...

スタッフの声 / 就労サポート ]

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11月も半ばを過ぎ、急に寒くなりましたね。
私は風邪をひいてしまい、家に帰っても熱と戦っています(笑)
そんな中、先日ある利用者さんと一緒に企業面接に行ってきました。
以前、先輩職員と一緒に、利用者さんの面接に同行したことはあるのですが、
今回は一人で同行した「面接ソロデビュー」です!

面接の準備は利用者さんの通院履歴を調べたり
履歴書を書いてもらったりと一仕事あるのですが、
前日までに終わらせて本番に備えようと、
気持ちを落ち着かせて臨みました。

面接日当日、利用者さんはもちろん緊張されていますが、
同行する私自身もソロデビューであり、気が付くと意外に緊張していました。
面接の時に利用者さんが言葉に詰まったらどうフォローしようかと、
いろいろな考えが頭の中を巡ります。
会社までの道中は、お互いに「頑張ろう!」と声を掛け合い、
面接時に頭が真っ白にならないように気持ちを落ち着かせ、
精神を集中させて目的地に向かいました。
面接場所、時間が近づくにつれ緊張感が高まるもので、
さらにピシッとしなければという気持ちになってきます。

面接場所に到着し、働いている社員の方、社長さんと挨拶をしました。
利用者さんもやる気があり、「失礼します!」
気合の入った大きな声を出せていました。
「よ~し、これはいけそうだぞっ!」
そんな気持ちを抱きながら少し話をしていると、
現場を見てほしいと社長さんに仰っていただけたので、
まずは現場を見学することになりました。
現場を見ると、フォークリフトが行き交い、
空ビンを大きな箱に入れて、満杯になったところを外に出しています。
利用者さんが行う仕事は、リサイクル現場で空ビンを箱に詰める作業です。

現場はビンの擦り合う音や、オリコンを動かす音がとても大きく、
広い現場に響き渡っていました。
働いている従業員の方も、一生懸命に働き活気あふれる職場です。
私も思わず「迫力があるな~」と呟いていました。

現場を確認しながらふと利用者さんを見ると、なぜか動きが固まっています。
どうしたんだろうと思い話を聞くと、「僕には無理です」
と答えが返ってきました。

音と活気のある作業場にビックリしてしまったのか、
見学が終わった後の面談でも「やりたくありません」と社長さんにきっぱり一言。
正直な感想を言うと、恥ずかしながらこの時点で私の頭は真っ白です。
最初にやる気ある利用者さんの姿を見た後、
「これはいけそうだぞ!」と確信を持ちかけていたところに
「やりたくありません」という言葉が飛び出し、
面接を快諾してくださった方の前で
「働きたくない」と話さると、
もうどうしたらいいのかわからなくなってしまいました。

そんな自分の気持ちの整理もつかないまま、面接時間は過ぎていきます。
「本当にいいの?なかなかこんなチャンスないよ!?」と話してみましたが、
社長さんも「無理にやりたくなければ無理にやることではないよ」と
履歴書を返してくださり会社を後にしました。

帰り道二人でとぼとぼと歩いていると、
落ち込んでいる私を察してか、
利用者さんが不意に「今日はすいませんでした」と声をかけてきてくれました。
人の気持ちは変わるものなんだなぁ・・・と感じながら、フォレストに戻りました。
やりたい気持ちとやりたくない気持ち。
本人にしかわからない感情ですが、その気持ちを大切にしながら
就労支援をしていかなければいけないと、心に染みた面接同行でした。

(水嶋) 

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