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2012年08月30日

「ビジョントレーニング」始めました 

スタッフの声 / ベーシックプログラム ]

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先日テレビを見ていたときのこと、
毎日5分間訓練するだけで、視野が広がったり、
字がきれいになったりと、
いいことずくめの「ビジョントレーニング(視覚機能のトレーニング)」なるものが
紹介されていました。

試しに番組の司会者と一緒に
5分程度その動きをしてみたところ、
本の字がいつもよりたくさん目に入って来るではないですか。
その番組の中でも本が速く読めると紹介されていたのですが、
半信半疑でやってみたら、
本当に視野の広がりを実感できました。

これは支援に生かすことができるのではないかと思い、
早速本を取り寄せてみました。
今回はそんな「ビジョントレーニング」を始めることになった
きっかけの紹介です。

はきそうじをすると
いつもゴミが残ってしまうAさん。
ところが「ゴミを残さずにとりましたか?」と尋ねると、
「はい、細かいゴミも残さずに取りました」と毎回返答します。

作業の意欲がないのか、指示が悪いのか、
目が見えていないのか等々、
原因を探るために観察を続けてみました。

作業の手順は理解されています。
そして、目の前にゴミがあることを指摘すると、
ゴミを認識してチリトリに入れることもできています。
ゴミが見えて、取り方もわかっているのに、
なぜ目の前のゴミを取らずに通り過ぎてしまうのか…

ご本人からしてみても、
「ゴミを残さず取ったはずなのに、なぜか指摘されてしまう…」との
不満があったことでしょう。

うまくいかない直接的な原因が見いだせないと困っていたときに
ふと、「ビジョントレーニング」のことを思い出したのです。
ただ目の前のものを見る力だけでなく、
眼球の運動や目から入った情報の認知を向上させる
効果があるという話だったので、Aさんの課題に生かせるのではないかと思いつきました。

さっそく「ビジョントレーニング」の本を参考にして、眼球運動のチェックを行ったところ、
ある部分において正確に動かせないポイントがあり、
これによって、
清掃場所全体を視覚でとらえることができていない
可能性があることがわかりました。

今後Aさんには、
「ビジョントレーニング」に取り組んでもらい、
これまでの「自分ではきれいに清掃したはずなのに、
なぜか指摘されてしまう」
という現象を解消してもらえればと思っています。

まだ始めたばかりなので、
どの程度効果があるのか、進め方はこれで良いのかなど
試行錯誤していく余地はたくさんありそうですが、
「ビジョントレーニング」を行うことで、
業務を正確にこなせない人の原因を探って、
改善するための方法を提案できるきっかけに
なるのではないかと今後の就労支援に生かせることを期待しています。

(福井)
 

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